top of page

SKY「Point of View」

2026.2.1 Sun - 2.15 Sun



このたびSAN BANCHO GALLERYでは、SKYによる個展「Point of View」を開催いたします。


本展は、美術史をひとつの視点として捉え、作家自身の視点と鑑賞者それぞれの視点を重ね合わせながら、"観察"という行為そのものを問いかける展示となっております。


社会の中で大人として生きていくうちに、私たちは "その場にふさわしい自分" や "求められる役割" を優先するようになり、好きなものを好きだと言うことや、楽しいと感じた瞬間に素直に心を動かすことは、いつの間にか周囲の評価や価値基準に置き換えられていくように感じます。


SKYの作品は、そうした変化の中で失われがちな視点に立ち返らせて、

忘れてはいけない "幼少期に理由もなくときめいていたもの" "ただ楽しいと感じていた時間" を思い出させるように制作しています。


それらをそのまま肯定するように画面に表しながら、わずかなタッチや構成の中に、大人になった今だからこそ宿る思考や繊細さを重ねています。


本展「Point of View」では、美術史を起点に、その流れをSKY自身の視点から見つめ直した展示となっております。


メインとなる新作50号は、好きなものを詰め込んだおもちゃ棚を思わせる構造の中に、美術史を歴史順に配置した作品です。



「My Shelf」F50
「My Shelf」F50


フィギュアやレゴ、ガチャガチャ、スノードーム、パズル、といったモチーフを、子供の頃に心をときめかせていた "遊び" や "憧れ" として並べるようにそれぞれの美術史に合わせて描いています。


レゴは "世界を分解" し "組み立て直す"ように、決まった正解のない中で形を変え続けるその性質は、美術史を完成された物語としてではなく "何度でも再構築できるもの" として捉え、一方でガチャガチャは "偶然性" と "出会い" を象徴し、何が出てくるかわからない期待や高揚感は、子供の頃に感じていた純粋なときめきであり、美術史との出会いが必ずしも体系的ではなく、"断片的で偶発的なもの" であることを示しています。


また、スノードームは "時間を閉じ込めた小さな世界" です。

振ることで一瞬だけ雪が舞い、やがて静かに落ち着いていくその様子は、過去や歴史が現在の視点によって何度も揺り動かされ、更新されていく姿と重なります。


これらのモチーフを通してSKYは、美術史を知識や権威として提示するのではなく、"初めて出会ったときの驚きや楽しさ" として捉え直しています。


時間的な層として積み重ねられた美術史の中で、自身の立ち位置を

遊ぶように、眺めるように、観察しながら描いています。


本展は、美術史を "俯瞰する視点"、"子供心を内包した視点"、そして "今を生きる個人としての視点" が重なり合う展示であり、また、鑑賞者が作品の前に立つことで、自身がどの立場から、どのような "視点" で世界を見ているのかを、あらためて問い直すきっかけとなることを目指しています。


SKYの新たな視点を、ぜひこの機会にご高覧くださいませ。






SKY -スカイ-


1987年 広島生まれ

アヒル(ラバーダック)をメインモチーフとして、子供の心を持つ大人を描いている。

1950年前後のアンディ・ウォーホルが活躍した時代に影響を受け、大人が既成概念に縛られて表現ができない状態に問いかけ、遊び心を持つことや背伸びを経験する瞬間など表現している。

マガモがアヒルに家禽化する過程で、翼が小さくなったが直立できるようになったように、アヒルは「年齢を重ねるごとに変化していく大人」の象徴となっている。

 

2012年 アーティスト活動開始

2021年 アートアート東京

2022年 丹青会(伊勢丹新宿店)

2023年 アートアート心斎橋

SAN BANCHO GALLERY 個展

2024年 SKY 個展(伊勢丹新宿店)

 

《CAREER》

◾️安室奈美恵さん引退イベント企画 「amuro bus」 デザイン担当

◾️ヒルナンデス 「超限定マーケティング」 パネルデザイン担当

◾️楽天イーグルス 2017年 選手公式デザイン担当

◾️仙台89ERS 2019年選手公式デザイン担当

◾️メジャーリーグ雑誌「SLUGGER」2016~2017 デザイン担当

◾️東MAXプロデュースFIREHIP’S舞台「うたかたの金貨」「Hey!柔道!!」 メインビジュアル担当









SAN BANCHO GALLERY

三番町ギャラリー


 
 
 

コメント


bottom of page