田村香織、井下紗希、折笠鈴「私が観ている情景」
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2026.5.1 Fri - 5.15 Fri
本展は、3人の女流画家が観た情景を感じ取れる展示となります。
情景とは、単なる物理的な風景ではなく、そこに人の感情や心情が織り交ざったものです。
田村は過去の記憶にある山で観た情景を表現、井下は日常の情景を有機物を通して表現、折笠は空間における人それぞれの情景の相違を表現しています。
タイトルの「観る」は、意識を集中して注目し、鑑賞する場合に使われます。
本来は「高いところから広く見渡す」「注意深く見る」という意味で、そこから「鑑賞する」「眺める」という意味に発展しました。
3人の情景を観ることで、その人が、その場所で、その時に、観るということは何かを問いかける内容となっております。
展示画家は、田村香織、井下紗希、折笠鈴の3名となります。
田村は、幼少期から海と山に囲まれた街で動物や自然と触れ合い育った経験を基に描く幻想的な動物が、人間と自然の境界を曖昧にし両者の深い結びつきを示唆させることで、現代社会で忘れがちな「自然との共生の大切さ」を訴えて作品制作しています。
井下は、自然と感情を融合させた心象風景の中で、花壇の花、山や森の木々、道端の雑草などの中でも、特に目に留まり強く惹かれたものを「物神」として描きます。
観たモノに感じる闇や仄暗さのなかにも美しさを感じ、そこに感情を入れ込むことで作品制作しています。
折笠は、同じモノを見ていても私と他者が感じる視点のずれを観ることで、その距離や他者との相違を感じることができる作品を制作しています。
田村や井下が生物を媒介として表現する中で、空間や風景を中心として観るという視点の新しい気づきを得ることができます。
この3つの視点から観るという感性に働きかけ、鑑賞者が日々の中で観ているのモノを問いかけます。

作品コメント: たぬきをひとつの「種」のような存在として描いた作品である。
私にとって種とは、まだ形になっていない命や記憶、これから生まれてくる気配そのものだ。
たぬきの姿を通して、まだ言葉にも形にもならない何かを内に抱えながら、静かに生成していく世界を描いた。
田村 香織 -Kaori Tamura-
1987年 横浜市生まれ
2006年 多摩美術大学絵画学科油画専攻入学
2010年 多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業 福沢一郎賞受賞
東京藝術大学 大学院入学
2012年 東京藝術大学大学院修了
2013年 Art Beijing 2013 日本ブース (北京・中国)
2014年 【-Cosmic breath-】 (アートフェア東京、有楽町)
Intricacy Japanese Young Promising Artists
(@ Nikei Fine Art, シンガポール)
2015年 LA ART SHOW (ロサンゼルス・アメリカ)
2016年 Sunrise Art Gallery オープニング展 (ジャカルタ)
2017年 光體:來自流動的世界|田村香織個展
(THE ART CLUB、台北・台湾)
ART TAICHUNG (台中、台湾)
ART STAGE JAKARTA (ジャカルタ、インドネシア)
2019年 ONE ART Taipei (台北、台湾)
綠美丘藝術市集 招待作家(台湾 台北)
【-neo-species-】 (いよてつ髙島屋、松山)
2021年 【-NAUTICAL TWILIGHT-】 (泰明画廊)
ART ART TOKYO (大丸東京)
2022年 丹青会(伊勢丹新宿)
ART ART OSAKA(大丸心斎橋)
WITH 6 ARTIST (Wada Fine Arts東京)
BEING AND TIME (Powerlong Art Center 上海)
2023年 ONE ART Taipei (Yami Art Space 台北)

作品コメント:夢や喜びに満ちる様子を描きました。
井下 紗希 -Saki Ishita-
1997 神奈川県横浜市に生まれる
2017 武蔵野美術大学造形学部芸術文化学科 入学
2019 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 転科
2021 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 学科首席 卒業
2023 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 修了
受賞
2021 武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞・三雲祥之助賞
2023 武蔵野美術大学修了制作 油絵学科研究室賞
展示
2019 アートとの遭遇展/鳥取県立博物館
2021 世界絵画大賞展 / 東京都美術館
2021 神奈川県美術展 / 神奈川県民ホール
2021 やないづまちなかアートプロジェクト 作品寄贈 / 斎藤清美術館
2021 未来展 2021 -日動画廊美術大学学生支援プログラム- / 日動画廊
2021 第 25 回 岡本太郎現代芸術賞 / 川崎市立岡本太郎美術館
2021 第 57 回 日動画廊 昭和会展 / 日動画廊

作品コメント:「こんなに意味不明で不誠実なことがこの世に存在するはずがない(何かの間違いであってほしい)」という、世界観の防衛が執着として現れ重なって透けてくる。一体いつを私は見つめてるの?
折笠 鈴 -Rin Orikasa-
2001年 千葉県生まれ
2023年 多摩美術大学美術学部絵画科入学
【主な展示】
2023年
グループ展『TUB showing 2023』 Tama Art University Bureau (東京)
2024年
グループ展 『serendipity』 ROOM_412 (東京)
グループ展 『第4回 ARTIST NEW GATE ファイナリスト展』 あべのハルカス
近鉄本店アートギャラリー (大阪)
グループ展 『第23回アートギャラリーホーム展』 チャームスイート旗の台 (東京)
グループ展 『静脈街区』 本庄市銀座通り商店街周辺 (埼玉)
グループ展『7 Emerging Artists Show by AaP』阪急メンズ大阪(大阪)
グループ展『シブヤスタイル』(東京)
グループ展『長亭GALLERY展2024』(東京)
グループ展『TURNER AWARD 2024』(東京)
【受賞】
TUB showing 2023 入選 ( 2023年)
第4回 ARTIST NEW GATE 大賞 (2024年)
第 23 回アートギャラリーホーム コマニー賞(2024年)
TURNER AWARD 2024 未来賞(2024年)
【その他】
BSフジ 「ブレイク前夜~次世代の芸術家たち~」 出演 (2024年6月25日放送)
SAN BANCHO GALLERY
三番町ギャラリー

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